全身麻痺の美女探偵:森の死神:ブリジット・オベール:ミステリー小説

ハヤカワ文庫

「私は生きている。生きている」

森の死神 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 213-2))

エリーズは恋人のブノワと共に自動車事故にあった。ブノワは死亡し、エリーズは全身麻痺。思考は完璧だが、視覚は失われ、動かせるのはひとさし指だけ。そのひとさし指一本で意志の疎通をするが、ままならなさにいらついている。

車椅子に座らされ、献身的な老齢のメイド・イヴェットと行動しているうちに、最近子供の連続殺人が起きていることを知る。意味深なことをエリーズに告げる、少女・ヴィルジニーは街で知り合ったエレーヌの娘。やがて知人の死亡が相次ぎ、エリーズも事件に巻き込まれていく。

まいど~。惨殺体のブリジット・オベールです。

またも継ぎ接ぎですか?()´д`()ゲッソリ…

いや、慣れちゃったけどね…女性って結構残酷なんだね。
ミステリー界を見ていると特にそう思いますよ。

今回は全身麻痺の美貌の女性の巻き込まれ型ミステリー。全身麻痺ながら思考は明晰、動かせるのは指だけ、さぁ、事件は解決なるか?のストーリー。

おしゃべりのイヴェットと意識がない(と思ってる)エリーズの前で無神経に話すモブから情報集め。とりあえず順調に読み進むのですが、最近はオベールさんの展開に飽きがきています。
後半あたりに一気に真相の解明、というのが古典的といえば聞こえはいいのですが息切れしてきます。ストーリーの方ではなくて、もう、残虐描写はいいかなぁ、という感じです。

でもエリーズがどの程度回復したか知りたいので、続編「雪の死神」もトライ。どのみちオベールの作品、家に全てあるのであとは消化あるのみなのですが…
「マーチ博士と四人の息子」が推理小説風で面白かったので全巻買いしたのにこんなスプラッタ展開になるなんて思いもよらなかったよ…

ちょっと「お腹いっぱい…」の感もあります。どんなに残虐でも「飽き」が来るというのは怖いですね…
そして「残虐系」に「飽きてる」私が怖いわ~(ノ∀`*)テヘ

どれもこれも「好み」の人にはたまらぬ「秀作」なのですが、「再販」はされていないようですね。

「う~ん、私の好みからは外れているけどなかなかの作品だなぁ」

――という作品がいつのまにか市場から姿を消していくのはとても寂しいことだと思います。ましてや「海外文学」。足を運んで探し、著作権を買いとり、いい訳者をつけ翻訳し出版。
その手間は国内の出版の比ではない。それだけにこれだけ手間をかけて出版した作品が消えて行くのは寂しいなぁ…と思うのです。

(ということで私の家には山のように『ハヤカワ文庫』や『創元社推理文庫』があるのですが)

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やまね の紹介

偏った読書遍歴とそのレビュー。 コミックから専門書までなにからなにまで読みます。 書くのも読むのもやめられない。活字中毒をなんとかしてくれ! 乱読&積読仲間募集中!
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