「お母さん 知らない?」:少女奇談まこら(完全版)4:阿部洋一:少年コミック

その娘は端境を歩むもの
その右眼は昼を見る人の眼
その左眼は夜闇を射抜くあやかしの眼
人の世とあやかしの世
その狭間を 黄昏の御世を行く少女…
まぶたに父母を描きながら
あまたの化け物を身に纏って
その名は まこら

幻の迷作「まこら」が復刻&新刊発行!

電撃コミックジャパン(電子コミック月刊誌)連載中
作画:阿部洋一
原作:平野俊貴 植村須美男
アスキー・メディアワークス

【送料無料】完全版 少女奇談まこら(4)

【送料無料】完全版 少女奇談まこら(4)
価格:599円(税込、送料別)

少女まこらは不思議な家に住んでいた。
どれだけ広いかもわからない、どこに何があるのかわからない。歩いていると行きたい部屋につく、そんな家。誰も居ないはずなのにいつの間にか掃除され、食事が出てくる。

――ただ鏡だけがない。
そんなへんてこな家で優しい母と一緒に幸せに暮らしていた。
ある日、左眼が痛み、家の外にも変な気配を感じるようになる。
学校から帰宅すると母は消えていて…

このコミックが「復刻」され「新規再連載」されたのは、現在連載中の「血潜り林檎と金魚鉢男」「第15回文化庁メディア芸術祭漫画部門審査委員会推薦作品」になった賜物だと思います。

まぁ、私は「バニラスパイダー」から目をつけていたんですけどね。(ちょっぴり得意げ)
トーン少なめでぐりぐりっとした手描きの曲線で画面を埋め尽くす緻密さが好きだったのです。
その泥臭いアナログさがかえって新鮮だったし、一枚の「絵」として見てもいいし。そしてその絵がとても作風にあっていたのです。ストーリーもゆるい怖さの中に笑いがあるようななんとも独特で…

というわけで、私の好きな作家さんに「光」があたり有名になっていくのは嬉しいような寂しいようななんとも微妙な気持ちです、ハイ。

リイド社「月刊少年ファング」
講談社「ピテカントロプス」
アスキー「電撃コミックジャパン」
と連載遍歴を重ね「完全版」の刊行となりました。
再刊行となった「完全版 少女奇談まこら」の1~3巻は加筆修正され、昨年12年10月に発売。

連載されている月間デジタルコミック「電撃コミックジャパン」は毎月25日配信。
税込価格85円。
「血潜り林檎と金魚鉢男」毎月連載
「少女奇談まこら」偶数号月連載されています。

「デジタルコミック」ペーパーレスかぁ…
時代は変わったなぁ…としみじみ。

まこらは妖怪と人間のハーフ。父親は妖怪王「皇」。
父が宿った左眼を頼りにこの世ならぬ世界で母親を探し訪ね歩いています。
バラバラにされた皇のパーツを訪ね歩くのは「どろろ」のようで。
「小袖の手」「一枚布巾」「あわせ壁」をお供に、詐欺師の「鼠」、化け猫「ミネコ」とわたりあう姿は「ゲゲゲの鬼太郎」のようで。

似てはいるもののまったく違う持ち味になってるのは

「世の中にオリジナルなどひとつもない」

という言葉を思い出します。

4巻は右眼のお兄さん?の「あにら」をひっぱりつつ、おなじみのドラキュラなどを「西洋妖怪」と称して新たな展開を見せています。
おつきの妖怪たちに「姫様」と呼ばれ、過酷な境遇に醒めてしまってる一方で、ねずみのもってくる明らかに怪しい情報に毎回ころっと騙されてるまこらが可愛い!

私はどっちかというと一巻の「不思議屋敷」に閉じ込められているほうが現実離れしていて息苦しい鬱屈感があって好きでしたが…やっぱりまこらの行く末は気になるのです。

早くお母さんにあえますように…と願いつつ、その時は「連載終了」なのでいろいろと複雑な気持ちです。

⇒アーカムの高価買取・ダンボール&送料無料!
⇒大人の贅沢しませんか?マンガ全巻大人買い☆



やまね の紹介

偏った読書遍歴とそのレビュー。 コミックから専門書までなにからなにまで読みます。 書くのも読むのもやめられない。活字中毒をなんとかしてくれ! 乱読&積読仲間募集中!
カテゴリー: コミック, 少年向け   パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

WP-SpamFree by Pole Position Marketing

この記事のトラックバック用URL